2018-12-11 23:29:55
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コメント(7)
↑お人形さんによるワイヤーアクション。
↑右上から反時計回りに見てね。
まずはスケッチブックに、どんなもんかしらってのを描く(右上)。そして下絵(左上)にはいろいろ線引っぱったけど、どれがどれだかわからなくなるっていういい加減さw
そしてなんか右足違うしw(下ふたつ)
↑これも、右から反時計回りですね。って、ふたつしかないから回らないw
明るさが違うのは撮影のいい加減さの表れ。テカテカしてるのは、ニスですね。ある程度描いたらニス塗ってます。デジタル加工でいうと一時保存みたいな感覚? 失敗したーってときに水かけてシート(百均のフローリング用のやつw)で拭くと、ニス塗ったところまで戻れるのよ。
↑徐々に服が変わっていくふしぎ。絵の具のせはじめたときに、はベタ(闘魚)をモティーフにしていたはずなんだけどなあ……
あ、写真じゃわかりにくいけれど……、思い切って左脚デカくしてみました。遠近法ってやつですね。
で、完成品がこちら。↓
以下、画像ページに書いたコメントを転載。
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ホメーロスの叙事詩『イーリアス』第二十一歌より。
戦線復帰したギリシャ方の英雄アキレウスがスカマンドロス河でトロイア勢をボコボコにしているとき、神々もまた、ギリシャ方・トロイア方に分かれて対峙しておりました。
そのうちの一組が、アテナとアレスです。
(以下は、このシーンの出来事を私がわかりやすくまとめたものであり、『イーリアス』の本文とは異なります。一部、私の主観? もw)
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さて、対峙したるは、知恵の女神アテナと軍神アレス。
「犬みてえで蝿みてえな奴め」とかなんとか言ってアテナに勝負を挑んだアレスでしたが、あえなく敗北。
「バカでしょあんた、私のほうが強いんだってこと、学習しないのね」アテナ女神、ご機嫌です。かわいい。(←ぇ)
で、岩を首にぶつけられて伸びているところを、彼を慕う美の女神アプロディテが救いにまいります。
健気にも倒れた恋人を連れ帰ろうとするアプロディテでしたが、すぐさまアテナが追ってきます。彼女はアプロディテに飛びかかり、胸に一撃を食らわせて……はい、そのシーンです。
(左上に描いた兜の青年はアレスなのです。)
このあと、アプロディテはアレスと仲良く大地に倒れ臥し、アテナは勝利のひとこと。「トロイアに味方してギリシャ勢に手向かう奴らは、いっくら勇ましくってもみんなこうなるんだから。でも、みんなほんとうにコイツみたいに向かってきてくれていれば、トロイアの城なんかとっくにぺちゃんこにして、戦いなんて終わっていたのにね」アテナ女神、ご機嫌です。あざとかわいい。(←ぇ)
-----------------↑転載おしまい。
レモン
[追記]
そうそう、忘れるところだった。てか忘れてた^^;
こういう絵を描くとき、大抵ファイル作って画像集めをやるのだけど(今回だと、格闘技の画像とか闘魚の画像とか髪型の画像とか)、偉大なる先人たちの絵画も見たりするのね。
ほら、写真とかの構図を真似ると権利関係が怖いでしょう。だから、構図とかポーズとか真似たいときは、権利切れの絵画を使うの。
で、今回参考にしたのは、ギュスターヴ・ドレの『アンドロメダ』、デザイア・コートの『ヒッポリュトスの死』。……まあ、言われてみれば、って感じでしょうか( ̄▽ ̄)
[追記2]
容量がでかいだけでかくて画質がヘナチョコだったので、再アップしました。
もう、周りはめんどうなので白いまんまで、ですが。
不思議です・・・
ニス塗ってるところは絵具が紙に沁み込んでいかないってことですよね。
私、ガッシュは常に上へ上へ塗り重ねていくものだとばかり思ってました。
たいへん勉強になりました!